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現地は大賑わい

現地は大賑わい

 

【午後5時】大盤解説会の入場者は350人、5棋士指導対局を受けたファンは180人。いずれも、平日のイベントとは思えない盛況ぶり。今期名人戦の注目度の高さと、千葉県の将棋熱の高さが、よく分かる数字だ。

 

 明日は大盤解説会のみがあり、午前9時から午後0時30分と、午後1時30分から終局まで。無料だが、担当者は「この調子なら、立ち見のお客様が出そう」とうれしい悲鳴を挙げている。

 

 午後6時半の封じ手の時刻が近づいている。立会人の佐藤康光九段、副立会人の木村一基八段、佐々木慎(まこと)六段が集まり、封じ手を入れる封筒に署名をしていた。(佐藤圭司)

 

■千葉県ゆかりの5棋士指導対局

 

 現地の大盤解説会場の横は、指導対局コーナー。地元・千葉県ゆかりの5棋士が多面指しで、将棋ファンに指導対局を行っている。

 

 5棋士は、真田圭一七段(千葉県八千代市生まれ)、加瀬純一六段(千葉県八日市場市生まれ)、石井健太郎四段(千葉市出身)、三枚堂達也四段(千葉県浦安市出身)、鈴木環那女流二段(千葉県富津市出身)。

 

 鈴木女流二段は「私がプロになる前に、母が成田山新勝寺の勝御守(かちおんまもり)をもらってきてくれました」と懐かしそうに話した。

 

 勝御守は、初穂料500円。「己に勝つ 震災に勝つ」とうたい、うち100円を被災地復興支援として岩手県陸前高田市に寄託しているという。(佐藤圭司)